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異節類について

 腰骨に独特の間接を持つ哺乳類、異節類

異節類(いせつるい)とは、有毛目(ゆうもうもく:アリクイ、ナマケモノ)と、被甲目(ひこうもく:アルマジロ)の仲間の総称です。
異節類と呼ばれる理由は、
腰骨の間接面が、他の哺乳類が一点(一ヶ所)であるのとは異なり、二点で接していることから。
腰骨同士が二ヶ所でガッチリかみ合うことで、腰がとっても頑丈になっています。

以前は、異節目(いせつもく)または、貧歯目(ひんしもく)という1グループにまとめられていましたが、
アルマジロの仲間は「被甲目(ひこうもく)」、アリクイ、ナマケモノの仲間は「有毛目(ゆうもうもく)」というグループに分けられました。

被甲目(ひこうもく):アルマジロ科
有毛目(ゆうもうもく):アリクイ科、フタユビナマケモノ科、ミユビナマケモノ科


アリクイ、アルマジロ、ナマケモノは見た目は似ていませんが、同じ祖先から進化しており、
腰の間接だけでなく、他の哺乳類よりも体温が低い、脳が小さいなど共通した特長を持っています。
ナマケモノとアリクイには(外からは見えませんが)、皮膚の下に骨の鎧の痕跡が残っています。

 オオアリクイ

オオアリクイは、中央アメリカから南アメリカにすんでいます。
主食はアリやシロアリで、歯は一本もありません。
前肢の頑丈なツメでアリ塚に穴をあけ、長い舌でシロアリを舐めとって食べます。
歩くときは、前肢のツメを内側に曲げて、拳で歩きます。
ブログ記事:アリクイ、アリ食いに特化した哺乳類→


 マタコミツオビアルマジロ

マタコミツオビアルマジロ マタコミツオビアルマジロは、南アメリカのサバンナにすみ、シロアリ、昆虫、死肉を食べます。
ミツオビアルマジロの仲間は体をポール状にまんまるに丸めることができます。
収まりがいいのでしょう、尻尾も短いです。
アルマジロの仲間は単純な形の小さい歯を持っており、シロアリや昆虫をすりつぶすことができます。
※マタコミツオビアルマジロの画像提供ありがとうございます。無料写真素材・東京・横浜・湘南


 ココノオビアルマジロ

ココノオビアルマジロは、アルマジロの仲間ではもっとも広い範囲にすんでいます。
北アメリカ南東部から南アメリカにすみ、シロアリ、昆虫、ヘビ、死肉などを食べます。
ミツオビアルマジロと違い、ボール状に丸まることができないので、尻尾は長いです。
ブログ記事:アルマジロ、鎧で身を守る哺乳類→


 フタユビナマケモノ

フタユビナマケモノは、中央アメリカからペルー、ブラジル東部のジャングルにすんでいます。 ナマケモノの中では活発でよく動き、木の葉や果物も食べるので、動物園でみかけるナマケモノの多くはフタユビナマケモノです。
ブログ記事:フタユビナマケモノ科→


 ノドチャミユビナマケモノ

ノドチャミユビナマケモノは、央アメリカから南アメリカのジャングルにすみ、木の葉を食べます。
朝は日光浴をして体温の調整をするという、哺乳類ではめずらしい変温動物です。
代謝が低いので、少し食べてはほとんど動かずに木にぶら下がったまますごします。
雨季には水位が上がる熱帯雨林にすんでいるため、泳ぎが上手です。
ブログ記事:な~ま~け~も~のぉ~~~~→


 ややこしや、ナマケモノの首の話

哺乳類の首の骨(頚椎:けいつい)は7本が基本です。
ヒトも、首の長いキリンも、どこが首だかわからないイルカも7本です。
ナマケモノの仲間は首の骨の数が種類によって異なります。
ナマケモノの仲間は、ミユビナマケモノ科とフタユビナマケモノ科に分けられています。
ミユビナマケモノ科は首の骨が9本。
フタユビナマケモノ科は、フタユビナマケモノが7本、ホフマンナマケモノが6本です。
同じフタユビナマケモノ科なのに、首の骨の数が違うのです。
9本も首の骨があるミユビナマケモノは、肋骨(ろっこつ)とくっつく部分の背骨(胸椎:きょうつい)が、わざわざ首を回すための首の骨として変化したらしく、9本もある首の骨のおかげで、頭だけをグリッと180度回し、木にぶら下がったまま真下を向くことができます。しかし、6本しか無いホフマンナマケモノの首が回らないわけでは無い・・。ああ、ほんとにややこしい。


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