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動物図鑑

現生の哺乳類は、遺伝子の特徴から27グループ(目)に分けられています。
グループ(目)は、コドモの産み方の違いでさらに大きな3グループ、単孔類、有袋類、有胎盤類に分けられています。

 哺乳類の分類 |単孔類有袋類有胎盤類

単孔類(たんこうるい)

カモノハシやハリモグラは、子供を卵の状態で産み、母乳で育てます。
爬虫類や鳥類のように、卵を産む管(孔)、排泄する管(孔)が一つにまとまっているので、単孔類(単孔目)と呼ばれます。
有胎盤類と有袋類が現れる以前の哺乳類は、単孔類のように卵を産んでいたと考えられています。
◆単孔類 カモノハシ目(単孔目)の図鑑
単孔類

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有袋類(ゆうたいるい)

ウォンバット、カンガルー、コアラ、オポッサムなどの有袋類は、
子宮の真ん中を尿管が通っていて、妊娠すると尿管の間に小さな胎盤ができます。
大きな胎盤を持つことができないので、超未熟児を産みます。
お腹の中で胎児を大きく育てることができない代わりに、子供を育てる袋(育児嚢:いくじのう)が発達しています。
排泄する管だけが分かれていて、子供を産む管とオシッコ用の管は一つにまとまっています。
有袋類は7グループに分けられています。
オポッサム目、ケノレステス目、ミクロビオテリウム目、フクロネコ目、フクロモグラ目、バンディクート目、カンガルー目です。
◆有袋類の図鑑
有袋類

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有胎盤類(ゆうたいばんるい)

有胎盤類は、真獣類(しんじゅうるい)とも呼ばれます。
単孔類と有袋類以外の哺乳類はすべて有胎盤類です。
ヒトも有胎盤類です。
おなかの中の胎児に栄養を送ったり酸素を送ったりする器官「胎盤:たいばん」が発達したグループで、胎児を大きく育ててから産むことができます。
子供を産む管と排泄する管(ウンコ用、オシッコ用)の3つの管に分かれています。
この仲間はお母さんと胎児がヘソの緒でつながっているのでヘソがあります。
有胎盤類は、進化した大陸で大きく4グループ、アフリカ獣類、異節類、ユーアコンタグリレス類、ローラシア獣類に分けられています。

アフリカ獣類

アフリカ大陸で進化したグループです。

ゾウ目 陸生の哺乳類では最大の大きさ。器用に動く長い鼻を持ちます。

カイギュウ目 暖かい海や河川にすむ植物食動物です。

ハイラックス目 アフリカ周辺の岩場や樹上にすむ、ずんぐりむっくりの植物食動物です。

ハネジネズミ目 長い後肢と、器用に動く長い鼻を持つ小型の食虫性動物です。

ツチブタ目 アフリカにすむアリ食専門の動物です。

テンレック目 アフリカで、モグラ目の仲間の役割をしている動物です。

異節類

異節類は、南アメリカで繁栄したグループで、腰の間接が他の哺乳類とは異なっています。

被甲目、有毛目 鎧を持つグループと持たないグループ、被甲目と有毛目がいます。

ユーアコンタグリレス類

ユーアコンタグリレス類は、真主獣山鼠類(しんしゅじゅうさんそるい)とも呼ばれます。
かつてあったローラシア大陸(現在のユーラシア大陸と北アメリカ)で進化したグループの一つで、 ユーアコンタ類(サル目、ヒヨケザル目、ツパイ目)と、グリレス類(ネズミ目、ウサギ目)のグループです。

サル目 体に何かに特化した特徴がないかわりに高い知能を持つグループ。

ウサギ目 かじるための前歯を持つ仲間のうち、上あごの前歯が2重になっているグループ。

ネズミ目 かじるための前歯を持つ小型の植物食動物のグループ。哺乳類の一大勢力。

ツパイ目 「ツパイ」とは、現地の言葉で「リス」。細長い体にフサフサの尻尾を持ちます。

ヒヨケザル目 滑空するための皮膜が発達したグループ。

ローラシア獣類

かつてあったローラシア大陸(現在のユーラシア大陸と北アメリカ)で進化したグループの一つです。陸、海、空にまで進出したグループです。

食肉目 他の生き物を捕らえて食べるグループ。

センザンコウ目 ウロコの装甲を持つグループです。

鯨偶蹄目 蹄を持つ大型の植物食動物のうち、偶数本の指を持つグループ。

奇蹄目 蹄を持つ大型の植物食動物のうち、奇数本の指を持つグループ。

モグラ目 尖った鼻を持つ、小型の食虫性動物のグループです。

コウモリ目 哺乳類で唯一、翼で飛翔するグループです。

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