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奇蹄目ウマ科

 ウマ(家畜のウマ)

家畜のウマウマ(家畜のウマ)
分類:奇蹄目 ウマ科 ウマ属
学名:Equus caballus (エクウス・カバルス)
英名:Horse(ホース)
体長:種類によって大きさはさまざま
家畜のウマは、東ヨーロッパに生息していた小型の野生馬「ターパン」を家畜したのが起源といわれています。
原種であるターパンは1918年に絶滅していますが、家畜のウマは世界中で飼われています。
ロバやシマウマと違い、尻尾の先にフサがありません。

 ロバ(家畜のロバ)

ロバロバ(家畜のロバ)
分類:奇蹄目 ウマ科 ウマ属
学名:Equus asinus(エクウス・アシヌス)
英名:Donkey(ドンキー)
体長:2m(肩までの高さ1.2mほど)
家畜のロバは、アフリカノロバを家畜化したのが起源といわれています。
体のわりに顔が大きく、耳が長く、尻尾の先にフサがあります。
粗食に耐え、丈夫なので、荷物を運ぶ使役動物として飼われています。

 ソマリノロバ

ソマリノロバソマリノロバ
分類:奇蹄目 ウマ科 ウマ属
学名:Equus africanus somaliensis(エクウス・アフリカヌス・ソマリエンシス)
英名:African ass
体長:2m
生息地:アフリカ北東部
ソマリノロバはアフリカノロバの亜種で、家畜のロバの原種とされています。
アフリカ北東部の半砂漠地帯にすんでいます。
家畜のロバとは違い、足に黒いシマ模様があります。

 グレビーシマウマ

グレビーシマウマグレビーシマウマ
分類:奇蹄目 ウマ科 ウマ属
学名:Equus grevyi(エクウス・グレビー)
英名:Grevy's zebra(グレビーズ ゼブラ)
体長:2.5~3m(肩までの高さ1.5mほど)
グレビーシマウマは、東アフリカのサバンナにすんでいます。
シマウマの中では最大種で、シマ模様が細く、もっとも美しいシマウマといわれています。
他のシマウマは大きな群れをつくりますが、グレビーシマウマは縄張りを持つこともあります。
グレビーシマウマは、おなかの下まで模様がないので、おなかが白く見えます。

 チャップマンシマウマ

チャップマンシマウマチャップマンシマウマ
分類:奇蹄目 ウマ科 ウマ属
学名:Equus burchelli antiquorum(エクウス・ブルケリ・アンティクオルム)
英名:Chapman's zebra(チャップマンズ ゼブラ)
体長:
グラントシマウマの1亜種で、南アフリカの高地にすんでいます。
グラントシマウマによく似ていますが、チャップマンシマウマは、黒いシマシマの間に、薄い影のようなシマが入っています(画像のお尻のあたりに注目)。
グラントシマウマの仲間は、おなかの下まで模様があります。

 奇蹄目ウマ科、一本指で走る長い顔の植物食動物

サラブレッド 奇蹄目ウマ科の動物は、ウマ、ロバ、シマウマの3種で、ヒヅメのある1本指を持つ大型植物食動物です。
奇蹄目の動物は、鯨偶蹄目(ウシの仲間)のように反芻はしません。
消化しにくい硬い草を、歯でゴリゴリすりつぶして食べるので、歯の磨り減り対策用に、畝(うね)の高い歯をたくさん並べていて、顔が長いのが特徴です。
ウマとロバは我慢強くて従順であるため、荷物を運んだり人を乗せたりするために家畜化されていて、世界中で飼われています。
家畜化されたウマには、サラブレッド、アラブ、ポニーなど、200以上の品種があります。
肩までの高さが148cm以下の小型のウマはポニーと呼ばれ、ポニーから生まれても体の大きい個体はウマとされます。

 野生のウマ科の動物は絶滅危惧種ばかり

グレビーシマウマ野生のウマ科の動物は、アフリカ、アラビア、アジアに生息しています。
ウマ科の動物は、グラントシマウマ以外、すべて絶滅危惧種です。
■ウマ科の仲間
ウマ類:モウコノウマ(プシバルスキーノウマ※野生種絶滅)
ロバ類:アジアノロバ(クーラン、オナガー)、アフリカノロバ(ソマリノロバ)
シマウマ類:グレビーシマウマ、ヤマシマウマ(ハートマンヤマシマウマ、ケープヤマシマウマ)、グラントシマウマ(チャップマンシマウマ、サバンナシマウマ)

 草、ウマー

木曽馬 ウマ科の動物はすべて植物食で、地面の草が大好きです。
栄養価の少ない草を、畝の高い歯をゴリゴリこすり合わせて擦りつぶし、大きな胃袋と、盲腸で飼っている微生物の助けを借りて消化します。
なんども反芻(吐き戻してモグモグ)するウシの仲間とは違い、たくさん食べます。
何度も吐き戻している暇があったら、たくさん食べるのがウマなのです。
おいしそうにゴリゴリ、もふもふ。
しかもあげるだけ全部食べてくれちゃう。
この食欲、ウマ好きにはたまらんのです。


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