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奇蹄目バク科

 マレーバク

マレーバクマレーバク
分類:奇蹄目 バク科
学名:Tapirus indicus(タピルス・インディクス)
英名:Malayan tapir(マレーヤン タピル)
体長:1.8~2.5m(肩までの高さ1.2m)
マレーバクは、東南アジアの熱帯雨林や湿地にすんでいます。
バクの仲間では最大種で、他のバクとは違い、体色は白と黒のツートンカラーです。
ヒヅメを持つ4足歩行の動物の中では珍しく、イヌやネコのようにお座りすることができます。

 アメリカバク(ブラジルバク)

アメリカバクアメリカバク(ブラジルバク)
分類:奇蹄目 バク科
学名:Tapirus terrestris(タピルス・テレストリス)
英名:Brazilian tapir(ブラジリアン タピル)
体長:2m(肩までの高さ1m)
Photo by (c)Tomo.Yun
アメリカバクは、アルゼンチン北部、ブラジル、ペルーのアマゾン川流域の熱帯雨林の水辺にすんでいます。
全身は黒褐色で、首には短いモヒカンのようなタテガミがあります。
天敵のジャガーに襲われると、水中に潜ってやり過ごします。
チュウベイバク(ベアードバク)に似ていますが、アメリカバクの方が鼻が短く、タテガミがあります。

 奇蹄目バク科について

バクの生息域奇蹄目バク科の動物(1科1属4種)は、東南アジアに1種(マレーバク)、南アメリカに3種(アメリカバク、チュウベイバク、ヤマバク)が生息しています。
東南アジアにすむマレーバクだけが白と黒のツートンカラーで、南アメリカにすむバクは褐色や黒褐色の単色です。

マレーバクバク科の仲間は、ゾウほど立派ではありませんが器用に動く長い鼻を持っていて、植物を引き寄せたり、泳ぐ時に水から出してシュノーケルがわりに使ったりします。
また、バクのコドモには、イノシシ(鯨偶蹄目イノシシ科)のコドモによく似たシマ模様があります。
コドモのシマ模様は半年ほどで消えます。

 バクの指の数は4本

奇蹄目の動物は奇数本の指を持つ動物・・のはずなのに、バクの前足は4本指です。
実は、奇蹄目の”奇数”は、厳密には指の数ではなく、重心のかかる場所(中心線)が奇数番号の指、親指(第一指)、中指(第三指)、小指(第五指)を通っているということなのです。
バクの前足は4本指ですが、重心線は中指(第三指)にあります。
ちなみに、バクの後ろ足は3本指で、こちらも中心線は中指(第三指)にあります。


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