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センザンコウ目

 歩く松ぼっくり、センザンコウ

マレーセンザンコウのウロコ センザンコウ目は1科1属8種、センザンコウ科、1科のみです。センザンコウ(穿山甲)は、ほぼ全身がウロコの板で覆われた動物で、見た目は歩く松ぼっくり。危険を感じると、丸まって防御します。
ウロコの板は、毛が固まって硬くなったもので、魚のウロコや屋根瓦のように組みあわさって並んでいます。丸まることで、ウロコの切っ先が敵の方を向くという、威嚇的な鎧になっています。
センザンコウのように全身を鎧で防御している動物にアルマジロ(異節類)がいますが、アルマジロの鎧は皮膚が硬くなったもの、センザンコウの鎧は、毛が変化して硬くなったものです。
センザンコウの仲間は、アフリカと南アジアにすんでいて、樹上性の種類と地上性の種類がいます。どちらの種類も食アリやシロアリを食べます。大きな湾曲した爪を持ち、朽木をひっぺがしたり、アリ塚を壊したりします。歯は退化して無くなっているので、小石を飲み込んで消化を助けます。見た目は重量級ですが、鎧は元が毛なので軽く、木登りもできますし泳ぎも上手なのです。


 センザンコウの進化

センザンコウの仲間は、3700万年前(始新世後期)から1万年前(更新世)にかけて、ヨーロッパ、アジア、アフリカから見つかっています。
ドイツのメッセル湖から見つかった4000万年前(始新世中期)のセンザンコウ「エオマニス」の化石は保存状態が良く、すでに現在のセンザンコウと同じ、ウロコの鎧を持っていました。ウロコは尾の途中までしかなかったこと、胃の内容物からアリやシロアリのほか、植物も食べていたことがわかっています。
「エオマニス」以前のセンザンコウの化石は見つかっていませんが、おそらくウロコではなく毛が生えた動物だったと想像できます。

ミミセンザンコウ センザンコウ目センザンコウ科ミミセンザンコウ
学名:Manis pentadactyla(マニス・ペンタダクティラ)
英名:Chinese Pangolin(チャイニーズ パンゴリン)
体長:40~60cm(尻尾を含めると1mほど)
中国南部、台湾の森林にすんでいます。単独で生息し、夜間にアリやシロアリを食べます。
←東山動物園のミミセンザンコウ。
室内が暗くてよく見えないが、ウロコがあるのは分かる。頭はどこだ?・・。


マレーセンザンコウ マレーセンザンコウの剥製。
センザンコウは、日本の動物園では恩賜上野動物園と東山動植物園でしか飼育されていないので存在の薄い動物ですが、インパクト抜群の姿は、古い旅館や民宿、児童施設などで時々剥製として見かけることがあります。
50年ほど前まで、センザンコウの剥製やウロコのクツベラが海外旅行のお土産として売られていた頃の名残です。


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