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ゾウ目(長鼻目)

 アジアゾウ

アジアゾウアジアゾウ
分類:ゾウ目 ゾウ科 アジアゾウ属
学名:Elephas maximus(エレファス・マキシムス)
英名:Asian elephant(アジアン エレファント)
体長:5~6.5m
生息地:インド、マレーシア、インドネシア、中国南部などの森林や草原

アジアゾウは、年寄りのメスをリーダーとして、その娘と子供からなる女系家族で10~40頭の群れで暮らしています。 森林や草原にすみ、木の葉、樹皮、草、タケなどを食べます。
オスは単独で暮らしたり、オスのみでグループを作ったりします。
東南アジアでは、木材や石材を運ぶ仕事をするために飼われています。 アジアゾウの亜種は、インドゾウ、セイロンゾウ、スマトラゾウ、マレーゾウの4亜種です。

 アフリカゾウ

アフリカゾウアフリカゾウ
分類:ゾウ目 ゾウ科 アフリカゾウ属
学名:Loxodonta africana(ロクソドンタ・アフリカーナ)
英名:African elephant(アフリカン エレファント)
体長:6~7.5m
生息地:アフリカ、サハラ砂漠以南のサバンナ

アフリカゾウは、アジアゾウより一回り大きく、オスメスとも牙は立派です。
また、耳は熱を逃がすための放熱装置なので、暑い日は大きな耳をパタパタさせています。
※マルミミゾウをアフリカゾウの1亜種とする場合、
アフリカゾウ属の1亜種として、アフリカゾウをサバンナゾウ、マルミミゾウをシンリンゾウと呼ぶこともあります。

 マルミミゾウ

マルミミゾウマルミミゾウ(シンリンゾウ)
分類:ゾウ目 ゾウ科 アフリカゾウ属
学名:Loxodonta cyclotis(ロクソドンタ・キクロティス)
英名:Forest elephant(フォレスト エレファント)
体長:4~6m
生息地:アフリカ西部と中央部の森林

photo by:動物写真集(アザラシ・シロクマ・旭山動物園)
マルミミゾウはアフリカゾウの1亜種とされていましたが、DNAの分析から別種であることがわかりました。
アフリカ西部と中央部の森林にすみ、数10頭の小さな群れをつくって暮らしています。
マルミミゾウのヒヅメの数は、アジアゾウと同じで、前足5本、後ろ足4本です。
牙はカーブせず、ほぼまっすぐ下に伸びます。

 アジアゾウとアフリカゾウ、見わけられるかな?

アジアゾウとアフリカゾウ。どっちもゾウさんだけど、ちょっと違う。
・アジアゾウは胴体が樽型。アフリカゾウは背中がへこんでいて、腰のほうが高い。
・鼻先:アジアゾウは鼻先の突起が1個。アフリカゾウは鼻先の突起が2個。
・頭のてっぺんが双子の山みたい盛り上がっているのがアジアゾウ。アフリカゾウは平べったい。
・アジアゾウのヒヅメの数は前足5本、後ろ足4本。アフリカゾウのヒヅメの数は前足4本、後ろ足3本。
・アジアゾウの耳はアフリカゾウの耳に比べれば小さい。

 ゾウ目の生息域

ゾウの生息域 アフリカゾウはサハラ砂漠以南のサバンナや森林。
マルミミゾウは西アフリカとアフリカ中央部の森林。
アジアゾウは東南アジアの森林や草原にすんでいます。
象牙を狙った密猟と生息域の破壊により、3種とも絶滅危惧種です。

 ゾウの鼻

ゾウの鼻は、鼻と上唇がくっついて長~く伸びたもので、柔軟な筋肉でできています。 骨は入っていません。
鼻先には突起があり、突起で物をつまむことができます。ピーナッツやコンペイトウくらいの小さいモノでも、器用につまむことができます。
鼻をスポイト代わりにして水を吸い込んで口に運んだり、草をむしって口に運んだりします。
仲間同士で鼻で握手したり、鼻を持ち上げて遠くの匂いをかいだりします。
ケガや病気で鼻が使えなくなったゾウは、足を折り曲げて食べたり飲んだりするそうですが、
体力を消耗するらしく、長生きしないそうです。
それくらい、ゾウの鼻は大事なものなのです。

 ゾウさんに会いに行こう!

秋吉台自然動物公園(山口県)国内では珍しいマルミミゾウ!
市原ぞうの国(千葉県)

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