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食肉目クマ科

 ニホンツキノワグマ

ツキノワグマ ニホンツキノワグマ
分類:食肉目 クマ科
学名:Ursus thibetanus japonicus(ウルサス・チベタヌス・ジャポニクス)
英名:Asian Black Bear(アジアン ブラック ベア)
体長:1.1~1.5m
生息地:本州、四国、(九州では絶滅)
人を襲う肉食のイメージがありますが、ほぼ雑食に近く、木の葉、木の実、果物、昆虫を食べます。
視力が悪く、臆病であるため、防衛のために攻撃してくることがあります。

 エゾヒグマ

エゾヒグマ エゾヒグマ
分類:食肉目 クマ科
学名:Ursus arctos yesoensis(ウルサス・アルクトス・エゾネンシス)
英名:Ezo Brown Bear(エゾ ブラウン ベア)
体長:2m(メスの方がひとまわり小さい)
エゾヒグマは、大陸にすむヒグマ(学名:Ursus arctos)の亜種で、北海道の森林にすんでいます。
日本にすむ最大の哺乳類で、サケ、シカ、植物の根、実などを食べます。

 ホッキョクグマ

ホッキョクグマ(シロクマ)
分類:食肉目 クマ科
学名:Ursus maritimus(ウルサス・メリティムス)
英名:Polar Bear(ポーラベア)
体長:2.5~3m
分布:アラスカ、シベリア、北極周辺の沿岸
クマの仲間の中ではヒグマと並んで最大種です。
肉食傾向が強く、アザラシや海鳥を襲って食べます。
他のクマより首が長くて顔が小さく、泳ぎに適した体つきをしています。

 ジャイアントパンダ

ジャイアントパンダ ジャイアントパンダ
分類:食肉目 クマ科
学名:Ailuropoda melanoleuca(アイルロポーダ・メラノレウカ)
英名:Giant Panda(ジャイアント パンダ)
体長:1.2~1.5m
Photo by (c)Tomo.Yun
ジャイアントパンダは、中国中西部の竹林にすみ、竹、笹、タケノコ、昆虫などを食べます。
元々肉食動物であったため、消化器官や歯は植物食に対応できておらず、一日の半分は食べてすごします。
前足の親指の下の骨が指のように変化したてできた『第6の指』と、手首の骨が変化してできた『第7の指』があり、タケをしっかり握って食べることができます。
現在、野生のジャイアントパンダの生息数は1200頭あまりで、環境破壊と密猟により絶滅が心配されます。

 食肉目クマ科について

ツキノワグマ食肉目クマ科の動物は、6属8種、ヒグマ、アメリカグマ、ホッキョクグマ、ツキノワグマ、ナマケグマ、マレーグマ、メガネグマ、ジャイアントパンダが含まれます。
イヌのようなハナヅラの伸びた顔、ずんぐりした体、頑丈な手足には大きな爪があり、ベタ足で比較的ゆっくり動きます。
クマ科の動物の多くは、森林や山岳地帯に生息し、植物食傾向が強い肉食動物ですが、ナマケグマはシロアリを食べる昆虫食、ジャイアントパンダは笹や竹を食べる植物食、北極圏にすむホッキョクグマは、完全な肉食です。
どの種も大きな湾曲した引っ込められない爪を持ち、木登りや泳ぎを得意とします。
冬眠する仲間がいるのもクマ科の特長です。
テディベアやクマのプーさん、パディントンベアなど、世界中の人から愛される動物である反面、作物を荒らしたり、人を殺傷するなど、人とのトラブルも多い動物です。
のんびりした見かけのわりに草食動物並みに臆病で神経質、オオカミやトラなど他の肉食動物とはちょっと違うところがクマなのです。
食性を肉食から草食に変えつつあるのも、神経質さに原因があるのかもしれません。

 クマ科の生息域

クマ科の生息域クマ科の仲間は、主に北半球に分布しています。
ジャイアントパンダは中国中西部にのみ生息しています。
北方にすむクマは、エサの無い冬季には巣穴で冬眠をし、メスは冬眠中に出産します。
ホッキョクグマは冬眠せず一年中活動しますが、妊娠中のメスだけは冬眠し、冬眠中に出産します。
クマ科の動物は、北にすむものほど体が大きく、最大の種類は北極にすむホッキョクグマとアラスカにすむヒグマ(コディアックヒグマ)で、体長は3m、体重800kgにもなります。 一番小さい種類はマレーシアにすむマレーグマで、体長1~1.5m、体重50~60kgです。
マレーグマクマ科で最小のマレーグマ。手足を投げ出しくちびるまで垂れ下がり、ぐうぐう。


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