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ネズミ目

 かじる歯を持つ哺乳類界の一大勢力、ネズミ目

アカネズミ
アカネズミ

ネズミ目(齧歯目:げっしもく)は、植物をかじる(齧る)ための、一生伸び続ける切歯を持っている動物のグループです。
ネズミ目は、哺乳類全体の約40%を占める最大グループで、
481属33科2277種が、南極大陸以外のすべての大陸にすんでいます。
ネズミ、リス、ヤマネ、モモンガ、ヤマアラシ、カピバラ、ビーバーなどがネズミ目の仲間です。
生活様式も多様で、樹上で生活するもの、穴を掘るもの、滑空するもの、水中を泳ぐものなどさまざまですが、体型はあまり多様ではなく、大きな切歯、丸い体、短い手足という、わりと似た姿をしています。
しかし、歯は種類ごとにオリジナルな特長があり、
歯の形で大きく3グループ(ネズミ型、リス型、テンジクネズミ型)に分けられ、さらにグループの中でも細かく分けられるほど特殊な歯を持っています。
ネズミ目の動物は、基本的に植物食ですが、魚、昆虫、腐肉を食べるものもいます。
最小種は体長5cmのカヤネズミ、最大種は体長1mのカピパラです。

 かじる

アカネズミがかじったクルミです。
アカネズミのかじり跡ネズミ目の動物が持つ「かじる歯」は、上あご2本と下あご2本の合計4本で、生え変わることなく一生延び続けます。
野生では硬い木の実や樹木をかじることで適度に歯を削っています。
コンクリートや美味しくない合成木材でできたヒトの居住区に住んでいるドブネズミやクマネズミは、適度な歯を削るブツが無いので、電気ケーブルやプラスチックなどをかじります。

 増える、増える、増える!、ネズミ目の仲間

ある図鑑には、ネズミ目のグループ、リス亜目7科65属378種、ネズミ亜目5科265属1138種、テンジクネズミ亜目18科60属187種と、計算するのも気が遠くなるほどの数が書かれていました。
科や種類の数は研究者や図鑑によってまちまちで、新種が発見されるたびに変わります。
確実に分かっている科だけを列挙してみました。

リス亜目

ニホンリス 7科65属378種
リス科、ビーバー科、トビウサギ科、ポケットマウス科、ホリネズミ科、ウロコオリス科、ヤマビーバー科

ネズミ亜目

ハツカネズミ 5科265属1138種
ネズミ科、ヤマネ科、トビネズミ科、トビハツカネズミ科、?

テンジクネズミ亜目

18科60属187種
テンジクネズミ科、アメリカヤマアラシ科、カピバラ科、フチア科、ヤマアラシ科、デバネズミ科、ヌートリア科、パカラナ科、アグーチ科、チンチラネズミ科、アメリカトゲネズミ科、チンチラ科、デグー科、ツコツコ科、ヨシネズミ科、アフリカイワネズミ科、ヤマアラシ科、グンディ科

海洋と極地以外のすべての陸地にネズミさんのお家があります・・。
夢の国にもすんでいるくらいですから、世の中はネズミの仲間でいっぱいです。


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